子供のための家庭用救急箱の中身と選び方【2026年】ケガと急な発熱に備える

子供のための家庭用救急箱の中身と選び方【2026年】ケガと急な発熱に備える ケア・健康グッズ

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公園で転んで膝をすりむいた、夜に急に熱が出た、虫に刺されて腫れてきた――子育て中は、こうした小さなケガや体調の変化がよくあります。そのとき「ばんそうこうはどこ?」「子ども用の薬はあった?」と探し回らずにすむように、家庭の救急箱を一度見直しておくと安心です。

この記事では、自治体や医療情報サイトが示している「救急箱に入れておくもの」をもとに、子どもがいる家庭で足しておきたいもの、セット品を買うときの見方をまとめました。

先に結論を書きます

  • 救急箱の基本は「けがの外用薬」「急な病気の薬」「衛生器材」の3つ(薩摩川内市の広報誌の例)。
  • 子どもがいる家庭は、薬を小児用で用意する。何をそろえるかは、かかりつけの薬剤師に相談するとよい(同上)。
  • 中身は3〜6か月ごとに点検し、足りないものや期限切れのものを補充する(MSDマニュアル家庭版)。
  • 薬は、テーブルの上や棚の奥にも置かない。子どもは台に上って高い所の物を取る(日本中毒情報センターのチェックリスト)。
  • 救急箱のふたの裏に「#8000」と「中毒110番」の番号を貼っておくと、迷ったときにすぐ相談できる。

救急箱に入れておくもの(自治体の例)

鹿児島県薩摩川内市の広報誌(2009年5月号)では、救急箱を「けがや急な発熱、腹痛などのとき、頼りになる」ものとして、次のような基本セットを挙げています。

分類 入れておくもの
けがや打ち身に備える外用薬 消毒薬・殺菌薬、救急ばんそうこう(何サイズかあると便利)、湿布薬、虫刺され・かゆみの薬
急な病気に備える薬 総合感冒薬(風邪薬)、解熱・鎮痛剤、胃腸薬
そのほかの衛生器材 包帯、体温計、はさみ、ガーゼ(滅菌のもの)、綿棒、とげ抜き・ピンセット、氷のう・氷枕、三角巾

同じ資料では、子どもがいる家庭は薬を小児用で準備すること、どのようなものをそろえるかはかかりつけの薬剤師に相談するとよいこと、常備薬は定期的に点検して使用期限を確認することも書かれています。

MSDマニュアル家庭版の「応急手当用の備品」でも、絆創膏・ガーゼ・包帯・体温計・ピンセット・ハサミ・冷却剤などが挙げられ、3〜6か月ごとに確認して、不足や期限切れを補充するよう書かれています。薩摩川内市の資料は少し前のものですが、MSDマニュアル家庭版(2025年4月更新)の一覧とも大きくは変わりません。

子どもがいる家庭で足しておきたいこと

① 薬は「小児用」を、相談してから

大人用の薬を子どもに使うのではなく、小児用を用意します。年齢や体重で使える薬や量が変わるので、何を置いておくかは、かかりつけの小児科医や薬剤師に相談してから決めると安心です。使う前には、必ず添付文書の対象年齢と用量を確認してください。

② 子ども用のばんそうこうを別に

手指用の小さいサイズと、ひざ・ひじ用の大きいサイズがあると使い分けられます。下で、メーカーが年齢の目安を公表している例を紹介します。

③ 相談先の電話番号をメモして入れておく

  • 子ども医療電話相談(#8000):休日・夜間の子どもの症状にどう対処したらよいか、病院を受診したほうがよいか迷ったときに、小児科医師・看護師に電話で相談できる窓口です。全国共通の#8000で、住んでいる都道府県の窓口につながります(厚生労働省)。実施時間は都道府県によって違うので、住んでいる地域の時間を確認しておきます。
  • 中毒110番(一般専用):大阪 072-727-2499、つくば 029-852-9999。365日24時間、情報提供料は無料です(日本中毒情報センター)。

④ 置き場所は、子どもが台に上っても手が届かない所に

日本中毒情報センターの「家庭内での中毒事故防止チェックリスト(子ども編)」には、子どもが台に上って高い場所の物を取ることを意識して、テーブルの上や棚の奥であっても薬などは置かないこと、塗り薬や保冷剤などをおもちゃ代わりに持たせないことが挙げられています。救急箱は、大人はすぐ取り出せて、子どもは開けられない場所に置きます。

けがの手当ての前に:まず流水で洗う

薩摩川内市の広報誌では、傷口が汚れていると化膿することがあるため、水道水などの流水でよく洗うよう書かれています。救急箱をそろえても、まずは傷口の汚れを流水で洗い流すことが先です。傷が深い、汚れが取れない、出血が止まらないときは医療機関に相談してください。

セット品を買う? 単品でそろえる?

向いている人 向いていない人
救急セット(まとめ売り) 何もない状態から、一度に基本をそろえたい すでに家にあるものが多い(重複して余る)
単品でそろえる 足りないものだけ補充したい/子ども用を中心にしたい 何を買えばいいか迷って、そろわないまま終わりがち

セット品を選ぶときは、商品名や広告の言葉より、中身の一覧を見て、上の表の「衛生器材」がそろっているかを確認するのがおすすめです。薬はセットに入っていないことが多いので、小児用を別に用意します。

子ども用ばんそうこうの例:ムヒのキズテープ(池田模範堂)

メーカー(池田模範堂)の薬局・薬店向け商品カタログ(2024年9月予定版)に記載されている内容です。買うときは、箱の表示も確認してください。

分類 一般医療機器
使用開始目安年齢 1才以上
入数 20枚(大判サイズの「ムヒのキズテープLa」は8枚)
使用目的 創傷面の保護
素材・デザイン ウレタンフィルム、キャラクターのイラスト入り(全12種類、Laは全6種類)

手指用の「ムヒのキズテープ」と、ひざ・ひじ向けの大判「ムヒのキズテープLa」があるので、2つ入れておくと場所で使い分けられます。

正直に書いておく点

  • 「〇〇監修」「〇〇対応」はセットを売る側の表示です。表示だけで選ばず、中身の一覧が自分の家族に合っているかで判断してください。
  • 救急箱は治療の代わりにはなりません。頭を強くぶつけて出血が止まらない・意識がない・けいれんがある、ゼーゼーして呼吸が苦しそう、くちびるが紫色など、緊急性が高いと感じたら迷わず119番へ(厚生労働省「こんな時は迷わず119へ」)。判断に迷うときは#8000で相談できます。
  • 薬の使い方は、この記事では扱いません。子どもの薬の量や使い分けは、添付文書と、かかりつけ医・薬剤師の指示に従ってください。

最後にちょこっとお勉強:「一般医療機器」と「管理医療機器」

ばんそうこうの箱には「一般医療機器」や「管理医療機器」と書かれていることがあります。たとえば池田模範堂のカタログでは、ふつうのばんそうこう「ムヒのキズテープ」は一般医療機器、傷を湿った状態に保って治す「ムヒのキズパッド」(ハイドロコロイド)は管理医療機器と、同じメーカーでも分類が分かれています。使える年齢も、キズテープは1才以上(使用開始目安年齢)、キズパッドは3才以上(使用開始年齢)と違うので、子どもに使う前に箱の表示を確認しましょう。

よくある質問

Q. まず何からそろえればいい?

A. 毎日のように使うのは、ばんそうこう・体温計・ガーゼ・はさみです。自治体の例の「衛生器材」から先にそろえ、薬はかかりつけ医や薬剤師に相談して小児用を足すと進めやすいです。

Q. 子どもの解熱剤は買っておくべき?

A. 年齢や体重で使える薬が変わるため、自己判断で選ばず、かかりつけの小児科医や薬剤師に相談してください。

Q. 夜中に熱が出て、病院に行くか迷ったら?

A. 子ども医療電話相談(#8000)で、どう対処すればよいか、受診したほうがよいかを相談できます。実施時間は都道府県ごとに違います。#8000がつながらない電話から相談する場合の番号も、厚生労働省の都道府県別の表で確認できます。

Q. 薬や塗り薬を口に入れてしまったら?

A. 中毒110番(一般専用:大阪 072-727-2499/つくば 029-852-9999、365日24時間、情報提供料は無料)に相談できます。様子がおかしいときは119番へ。

災害への備えもあわせて見直す

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まとめ

救急箱は「そろえること」より、「すぐ取り出せて、中身が使える状態であること」が大切です。自治体の例を参考に基本をそろえ、薬は小児用を相談して用意し、3〜6か月に一度は中身と使用期限を確認しましょう。ふたの裏に#8000と中毒110番の番号を貼っておけば、いざというときに迷わずにすみます。

出典

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