子供への「声かけ」は危険のサイン——警察が「性犯罪等の前兆」とみる事案と、「いかのおすし」の教え方【2026年】

子供への「声かけ事案」は誘拐の前兆——不審者の手口と「いかのおすし」の教え方【2026年】 通学・見守り

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結論:「声かけ」は性犯罪などの前兆とみられる危険のサイン。日が短くなる秋こそ、下校時の対策を見直す

大阪府警は、子供(13歳未満)への「声掛け等事案」を「性犯罪等の前兆とみられる声掛け、つきまとい等」と説明しています。令和7年に大阪府内で認知されたのは480件。時間帯は午後3時台から5時台が多く、場所は道路上が約7割、発生時の人数は1人のときが約5割でした(対象年齢などの数え方は都道府県によって違います)。つまり「声をかけられただけ」は軽い出来事ではなく、危険の入口です。秋は日没が早まり、下校時刻にはもう薄暗い——子供が一人になる時間帯が危険になります。今のうちに対策を見直しましょう。

不審者の手口——「怖い人」とは限らない

子供は「不審者=見るからに怖い人」と思いがちですが、実際はやさしい言葉で近づいてくることがあります。警視庁も「おかあさんがけがをしたので、びょういんにつれていってあげるよ」「いぬをさがしているんだけど、いっしょにさがしてくれないかな」といった声かけの例を挙げています。

  • 助けを求める……「道を教えて」「犬を探すのを手伝って」
  • 興味を引く……「お菓子あげる」「ゲームやらない?」
  • 信用させる……「お母さんが事故にあった、車に乗って」「お母さんに頼まれた」
  • 後をつける……声はかけず、距離を保ってついてくる

ポイントは「大人が子供に助けを求めるのは不自然」と教えること。大人は大人に聞けばいい、と伝えると子供にも納得しやすいです。

合言葉「いかのおすし」で教える

警察や学校で使われる防犯の合言葉です。家庭でも同じ言葉で確認すると定着します。

  • いか……ついていかない(相手が知っている人でも)
  • の……車にのらない(相手が知っている人でも)
  • お……助けをおお声で呼ぶ
  • す……すぐ逃げる
  • し……何があったかすぐ大人にしらせる

警視庁の広報紙(広報けいしちょう 令和2年3月22日号)は「いかのおすし」の説明で、「あいてが知っている人でも、ついていったり、車に乗ってはいけません」としています。「知らない人かどうか」で子供に判断させると迷うので、「家の人と約束していない人には、知っている人でもついていかない」と決めておくと分かりやすくなります。

秋の下校時に効く3つの実践

① 明るいうちに帰る・一人にならない

日没が早まる時期は、寄り道せずに帰るが最大の防犯。友達と一緒に帰る、人通りのある道を選ぶ、を家族のルールに。

② 「目立つ」「気づかれる」装備を持たせる

暗い時間帯は、ドライバーからも不審者からも「見られている」状態をつくることが抑止になります。反射材やライトは交通安全と防犯の両方に効きます。防犯ブザーはランドセルの肩ベルトなど、すぐ手が届く位置に。かばんの奥では意味がありません。

③ 「もしも」の行動を練習する

大声を出す・走って逃げる・「子ども110番の家」やお店に駆け込む——頭で知っているだけでは動けません。実際に道を歩きながら「ここで何かあったらどこに逃げる?」と一緒に確認しておきましょう。

親が準備しておくこと

  • 通学路を一緒に歩く……死角・人通りの少ない場所・逃げ込める場所を把握する。
  • 地域の不審者情報を確認……都道府県警のメール配信や自治体の情報を登録しておく。
  • 「叱らない」約束……怖い目に遭ったとき、叱られると思うと子供は隠します。「何があってもまず話して」と伝える。
  • 居場所がわかる手段……習い事や留守番が増えるなら、見守りGPSやキッズケータイも選択肢です。

具体的なグッズ選びは防犯ブザーの選び方|子供用おすすめ5選、子供見守りGPSおすすめ2選、ランドセルにつけるライトで解説しています。通学全体の対策は登下校の防犯・交通安全もどうぞ。

よくある質問

Q. 「知らない人と話しちゃダメ」と教えるべき?

すべての大人を怖がらせるより、「ついていかない・車に乗らない」という行動で教えるほうが実用的です。挨拶や助けを求める力まで奪わないよう、行動ベースで伝えましょう。

Q. 声をかけられただけでも通報していい?

はい。警視庁は、声かけやつきまといなどがあったときは「大したことはなかったから」と思わず、些細なことでも必ず警察への通報と学校への連絡を、と呼びかけています。迷ったら110番、緊急でなければ#9110(警察相談専用電話)へ。

Q. 防犯ブザーは本当に鳴らせますか?

いざというとき固まってしまう子もいます。実際に鳴らす練習を年に数回。電池切れの点検もあわせて行いましょう。

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この記事を書いた人

メーカーの生産技術エンジニアとして14年、工場のリスクアセスメント(危険の予測と回避)に携わってきました。防犯も同じで、「危険な状況に近づかない」「異変に早く気づく」「逃げる手段を用意する」の3段構えが基本です。子供が自分で判断できるよう、家庭で教えられる形に整理しました。

📌 ちょっと息抜き:もしもAIの反乱でロボットが襲ってきたら、子供をどう守る?【もしもの安全ラボ】——「いかのおすし」や家族の合言葉を、子供と楽しく練習するきっかけにどうぞ。

まとめ

子供への声かけは、警察が性犯罪等の前兆とみている危険のサインです。不審者は優しい言葉で近づくため、「大人が子供に助けを求めるのは不自然」と教えること。「いかのおすし」を家庭でも共有し、明るいうちに帰る・すぐ手の届く位置に防犯ブザー・逃げ込む場所を一緒に確認。日が短くなる秋の前に、家族で見直しておきましょう。

参考

※本記事は一般的な防犯情報です。地域の最新の不審者情報は、お住まいの自治体・警察の発信をご確認ください。

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